肝臓サプリメント

肝臓の検査は血液検査以外にもCTやMRI、肝炎ウイルスも調べます

前ページでは、血液検査を中心に紹介しましたが、ここでは一部血液検査では書ききれなかった検査と、その他の検査を紹介していきましょう。これだけ多くの検査を行うということは、肝臓にトラブルがあっても症状が出にくいということと、体にとって重要な臓器だということなのです。

腫瘍マーカー

体のどこかにがんが発生すると、通常は見られない、がん細胞によって作られる独特な物質が血液の中に出現します。この物質を腫瘍マーカーと呼んでいます。

血液検査

AFP

健康体でも微量ながら血液中にあるたんぱく質です。肝細胞がんになると、この数値が高くなります。急性肝炎や肝硬変などでも高くなりますので、他の検査との総合的な判断が必要になります。

PIVKAⅡ

肝細胞がんになると高い数値の出る独特のたんぱく質の一つです。上記のAFPが陰性でも、このPIVKAⅡが陽性になる場合があります。

CEA

胆管がんや胆のうがん、膵がんで陽性になります。

CA19-9

膵がんで陽性になる腫瘍マーカーですが、胆石で胆汁がうっ帯しているときにも高い数値を示すことがあります。

肝炎ウィルスマーカー

日本での肝炎や肝硬変の原因になっているものの多くはウィルス性のものです。ウィルスの存在を表すものをウィルスマーカーといい、これを調べることで、ウィルス性の肝炎かどうか調べることができます。詳しくは、【肝炎】のページで紹介していますので、参考にしてみてください。

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超音波検査

脂肪肝、肝硬変、腫瘍、肝のう胞、胆石、腹水の診断に使われます。超音波検査は現在一般的に行われる検査になりました。高周波の超音波を肝臓にあて、戻ってくる反射波を受診して、コンピューターを使って画像にします。

痛みもなく、体にも安全です。腫瘍などは、この画像を見ながら、腫瘍に向けてエタノールを入れる、エタノール注入療法を行う場合もあります。

血液検査

CT・MRI検査

CT検査やMRI検査も、現在では一般的に行われるようになった検査の一つです。痛みなどもなく、リラックスしてうけることができます。

CT検査

CTはX線とコンピューターを組み合わせたCTスキャナーで、体の断面図をとらえる検査です。肝硬変や転移性肝がん、原発性肝がん、胆嚢がんなどの診断に使われます。

造影剤を血管に注射して、肝臓を造影しながら行う場合もあります。微量ながら、X線を使う検査になります。

MRI検査

MRIは、体に強い磁場をあて、体の中の水素原子の震えを画像にします。様々な方向から体の断面をとらえることができ、血管の状態も分かります。

CTはX線を使いますが、MRIは使いません。CT検査も安全ですが、MRI検査の方がより安全といえるでしょう。ただし、磁気を使用するため、検査の際には貴金属類全てをはずさなければいけません。

肝生検

顕微鏡での検査

肝生検(かんせいけん)は、お腹の上から肝臓に針を刺し、肝臓組織を一部取り出して薄く切り、染色して顕微鏡で検査する方法です。直接目で見て検査できるので、確実な方法の一つに挙げられます。

慢性肝炎、肝硬変の診断を確定するのに行われる検査です。肝生検は細胞レベルで検査できますので、症状の進み具合や肝障害の度合いを正確に検査することができるのです。インターフェロンの治療を受ける場合、この検査が必須になります。

腹腔鏡検査

腹腔鏡を使い、直接肝臓を観察する検査です。麻酔をしてから1cmほど腹部を切開し、そこから腹腔鏡を入れて、肉眼で直接見るのです。慢性肝炎だと表面に凹凸ができていて、少し白みがかっています。

肝硬変の場合だと、表面が硬く、肝臓のあちこちに結節ができています。こうして直接見ることで、病気の進行度を正確に把握することができます。肝生検に並んで確実な検査方法ですが、腹部を切開するために、軽い痛みが残ります。


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